日本人写真家
1955年神奈川県鎌倉市生まれ。1978年に創形美術学校版画科を卒業後、1978年から1980年まで東京綜合写真専門学校で学ぶ。1985年に新宿ニコンサロンで個展「Still Life」を開催して以来、生鮮食品を主な被写体としたユニークな静物写真作品を発表。1979年の処女作《キャベツ+寝台(1)》では、ベッドいっぱいにたくさんのキャベツが描かれている。1986年頃からは食べ物、特に魚の頭や目、皮を切り、並べ、物体に貼り付けるようになった。今にとってそれは、見る者の触覚や嗅覚を刺激することであり、心地よさと不快さの中間のような曖昧な状態に導くことが目的だった。また、食べ物が最終的に腐り、悪臭を放つ時間感覚も喚起されるが、それは伝統的な静物画とは異なるが似ていると言える。
「19世紀から21世紀の日本の女性アーティスト」プログラム